普賢寺(ふげんじ)宝篋印塔(中央塔)

 普賢寺(ふげんじ)(東京都葛飾区東堀切3-9-3)

   普賢寺は、鎌倉幕府創設に尽力したこの地方の豪族 葛西清重が開いたとされる

普賢寺(ふげんじ)宝篋印塔(都指定文化財、鎌倉時代後期、安山岩、高さ 190Cm)

塔身正面、輪郭を巻き内は無地(四面とも同様)
石塔は、本堂に向かって右手、墓地の手前に立っている。 塔身右面、輪郭を巻き内は無地(四面とも同様)

笠の段型は下二段、上五段、五段目は二区輪郭付の露盤、隅飾は二弧輪郭付で内は無地

露盤上の相輪は、九輪の四輪を残し上部を欠失する。中央塔は、鎌倉時代後期の造立で、東京を代表する関東形式の宝篋印塔

基   礎

基礎上端は二段、側面は四面とも二区に分け内は無地

反 花 座

上端は二重弁の複弁反花、側面は二区に分け、それぞれ形のいい格狭間をつくる

  普賢寺庚申燈籠(寛文六年銘、区指定文化財)

庚申燈籠一対は「寛文六(1616)丙午、石燈籠庚申成就二世楽処、十二月今日」の刻銘が竿の正面にあり、燈籠を供養塔にした珍しいもの

三基並んだ中世の宝篋印塔

向かって左塔が南北朝時代前期、右塔が室町時代前期の造立とされる

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普  賢  寺

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*JR常磐線 綾瀬駅下車 、南東方向へ 約24分。

(撮影:平成22年4月6日)