引接寺(いんじょうじ)(滋賀県東近江市今崎町)
宝篋印塔は引接寺の北側に隣接する日吉神社参道の左側にある
引接寺宝篋印塔(鎌倉時代後期、花崗岩、高さ 185Cm)
塔身の四方仏(東面・正面) | ||
宝篋印塔は、引接寺の隣接北側の日吉神社に入ってすぐ左手にある | 塔身の四方仏(北面) |
日吉神社は平安延暦年間(782〜805)坂本日吉神社の分霊として勧請され、引接寺の創立にあたり守護神として鎮座されたと伝える
笠は上六段、隅飾は輪郭付三弧で輪郭内に蓮華座の上に月輪を陽刻し月輪内に梵字を陰刻する
塔身の四方仏(南面) | ||
塔身、西面(背面)はひどく破損している | 基壇は檀上積みで、正面中央の切石を失っている |
基礎は壇上積式で、側面は四面とも格狭間の内に肉厚の開蓮華を刻む
石塔は重量感があり、細部のきめ細かな彫りとあいっまって美しい | 相輪は覆鉢・請花と九輪は六輪まで残っている |
西面の基礎は火災にあったと思われ、塔身と同様ひどく破損している
宝篋印塔の奥は薬師堂。周りには五輪塔をはじめ、小さな石造物がたくさんある
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*近江鉄道本線「長谷野(ながたにの)駅」下車 北へ約1Km
(撮影:平成19年10月13日)