比留田 薬師寺(ひるた やくしじ)宝篋印塔

 比留田 薬師寺(ひるた やくしじ)(滋賀県野洲市比留田645-1)

比留田 薬師寺(ひるた やくしじ)宝篋印塔 (市指定文化財、南北朝時代、花崗岩)

塔身、蓮華座上月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(正面、タラーク:宝生)
宝篋印塔は、門を入って直線的に、一番奥に立っている 塔身、蓮華座上月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(背面、アク:不空成就)

宝篋印塔 笠

笠の段型は、下二段、上七段、隅飾は三弧輪郭付で内は素面、やや外傾する

蓮華座上月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(西面、キリーク:阿弥陀) 蓮華座上月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(正面、ウーン:阿閦)

宝篋印塔 塔身

基 礎

基礎上端は複弁反花、側面は正面と左右両面が輪郭を巻き内に格狭間をつくる。背面は、素面。

相輪は、下から伏鉢・請花・九輪で、上の請花・宝珠を欠失する。南北朝時代の大型宝篋印塔で貴重。

双仏石

宝篋印塔の左右に配されている

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比留田 薬師寺

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*JR野洲駅北口から近江鉄道バス あやめ浜行きに乗車、「さざなみホール前比留田バス停」下車 北東方向へ 約900m。

(撮影:平成22年2月24日)