蓮長寺(れんちょうじ)宝篋印塔

 蓮長寺(れんちょうじ)(滋賀県野洲市比留田934)

蓮長寺(れんちょうじ)宝篋印塔 (市指定文化財、鎌倉時代後期、花崗岩、高さ 約130Cm)

塔身、月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(北面、アク:不空成就)
宝篋印塔は、門を入って左手側、奥まった場所に立っている 塔身、月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(東面、ウーン:阿閦如来)

宝篋印塔 笠

笠の段型は、下は薄く二段、上は珍しい八段、隅飾は一弧で素面、直立する

塔身、月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(南面、タラーン:宝生如来)
塔身、月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(西面、キリーン:阿弥陀如来) 石塔は、切石でつくった二段の基壇上に据えられている

基 礎

基礎上端は複弁反花、側面は四面とも輪郭を巻き、中央の幅が広い三区で内は素面

相輪は、上から宝珠・請花・九輪で、九輪は上の三輪を残し下部を欠失する。年代的には、鎌倉時代後期の宝篋印塔と思われる。

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蓮長寺 (れんちょうじ)

平安時代中期の作とみられている木造十一面観音立像を蔵する

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*JR野洲駅北口から近江鉄道バス あやめ浜行きに乗車、「さざなみホール前比留田バス停」下車 北東方向へ 徒歩 約10分。

(撮影:平成22年2月24日)