西得寺(さいとくじ)(滋賀県野洲市比留田852)
西得寺(さいとくじ)宝篋印塔 (市指定文化財、室町時代、花崗岩、高さ 約147Cm)
塔身、月輪内に四方仏の種子を刻む(北面)。摩耗が激しい。 | ||
宝篋印塔は、門を入って左手側、本堂の手前に立っている | 塔身、月輪内に四方仏の種子を刻む(東面)。摩耗が激しい。 |
宝篋印塔 笠
笠の段型は、下二段、上六段、隅飾は二弧で内は素面、やや外傾する
塔身、月輪内に四方仏の種子を刻む(南面)。摩耗が激しい。 | ||
塔身、月輪内に四方仏の種子を刻む(西面)。摩耗が激しい。 | 石塔は、切石でつくった一重の基壇上に据えられている |
基 礎
基礎上端は複弁反花、側面は四面とも輪郭を巻き内に格狭間をつくる。西面の束に刻銘があるが肉眼では読めない。
相輪は、上から宝珠・請花・九輪・請花・伏鉢で、九輪は七輪しかなく、上部に折損したあとが残っている。形のいい宝篋印塔だ。 |
西得寺 本堂
平安時代の木造薬師如来坐像(重文)を蔵する
西得寺 (さいとくじ)
*JR野洲駅北口から近江鉄道バス あやめ浜行きに乗車、「さざなみホール前比留田バス停」下車 北東方向へ 約500m。
(撮影:平成22年2月24日)