徳源院(とくげんいん)(滋賀県米原市清滝288)
上段の宝篋印塔(Noは右端からの順番)
7.応永二十年(1413年)銘宝篋印塔 (高光 墓)
笠は後補。下二段、上六段の段形 | ||
国史跡、室町 応永二十年 1413年、石灰岩、塔身上端まで高さ 88Cm | 塔身、月輪内に金剛界四仏の種子を薬研彫りする(ウーン:阿シュク) |
塔身の金剛界四仏は東面が阿シュク(ウーン)、南面が宝生(タラーク)、西面が阿弥陀(キリーク)、北面が不空成就(アク)の各種子を刻んでいる
基礎上端は複弁の反花(かえりばな)、側面は輪郭を巻き内に三茎蓮を宝瓶陽刻する。格狭間はつくらない
東面(正面)に「応永二十年(1413)、八月十九日」の刻銘がある
相輪は後補。下から伏鉢・請花・九輪・請花・宝珠 | 応永二十年(1413)に石灰岩でつくられた高光 墓 |
笠は下二段、上六段、隅飾は輪郭付き二弧で内に小月輪内梵字「ア」を刻む | ||
国史跡、無銘、花崗岩、高さ 229.0Cm | 塔身、月輪内に金剛界四仏の種子を薬研彫りする(ウーン:阿シュク) |
基礎上端は二段、側面は輪郭を巻き内に格狭間をつくり三茎蓮を陽刻する
相輪は完存する。下から伏鉢・請花・九輪・請花・宝珠 | 隅飾や基礎に様式的な古さを感じる 政光 墓 |
徳源院宝篋印塔-8(持清 墓)・10(高清 墓) 徳源院宝篋印塔群ー上段目次
道誉ざくら
京極高氏(道誉)が植えたと伝えられる樹の周り 約2.3mの えぞひがんざくら の一種
宝篋印塔紀年順 | 無量光寺(むりょうこうじ)応永二十一年銘 宝篋印塔(室町時代前期) | 宝篋印塔-紀年順-目次 |
*JR東海道本線「柏原駅」下車 徒歩20分
(撮影:平成20年4月15日)