正寿寺（しょうじゅじ）（滋賀県東近江市柏木町）

正寿寺宝篋印塔（市指定文化財、鎌倉時代後期 正応四年 1291年、花崗岩、高さ 177.1Cm)（向かって右）

		塔身は舟形を彫りくぼめ顕教四方仏を半肉彫りする（釈迦如来）
近江の在銘宝篋印塔の中で新善光寺塔についで古い		塔身、顕教四方仏坐像を半肉彫りする（阿弥陀如来）

笠は下二段、上五段、隅飾は輪郭付き二弧で内に蓮座上月輪内に梵字「ア」を刻む

塔身、顕教四方仏坐像を半肉彫りする（弥勒）
塔身、顕教四方仏を半肉彫りする（薬師如来）		基礎から相輪まで完存塔。関西形式古式宝篋印塔の見本塔

基礎は低く上端二段、側面は輪郭を巻き内に古調 格狭間をつくっている。正面と東面に銘文があり正応四年（1291）に造立された

基礎の銘文：「正广二二年 辛卯四月八日、願主大行房」

相輪は古いものだが完存する		大行房（願主）の刻銘（基礎正面、向かって左）

基壇はなく、直接地上に立つ形。今は隣の小宝篋印塔と共同の基壇が作られている

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　 向かって左側の宝篋印塔

		塔身は顕教四方仏を半肉彫りする
左側の宝篋印塔。基礎上端反花座。右のものより時代は下がる		背面の基礎側面にのみ格狭間内に開蓮華を陽刻する

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＊近江鉄道「市辺駅」下車西南へ徒歩 約20分

（撮影：平成20年4月15日）