地蔵堂(じぞうどう)(廃福田寺)(滋賀県蒲生郡竜王町駕輿丁(かよちょう))
地蔵堂七重石塔(町指定文化財、鎌倉時代後期 正安二年 1300年、花崗岩、高さ 258Cm)
初層軸部、舟形を彫りくぼめ顕教四方仏を半肉彫りする(弥勒:正面) | ||
七重石塔は、地蔵堂の向かって左手前に立っている | 初層軸部、舟形を彫りくぼめ顕教四方仏を半肉彫りする(薬師如来:南東面) |
屋根は、安定した形をつくっている
初層軸部、舟形を彫りくぼめ顕教四方仏を半肉彫りする(釈迦如来:背面) | ||
初層軸部、舟形を彫りくぼめ顕教四方仏を半肉彫りする(阿弥陀:北西面) | 初層軸部、阿弥陀像の面に正安二年(1300)の刻銘がある |
基礎は四面とも輪郭を巻き、格狭間内に近江文様の三茎蓮を刻む
正面の三茎蓮が美しく残っている。他の三面は、風化が激しい
相輪は、下から伏鉢・請花・九輪・請花・宝珠で、九輪の中ほどで折れたあとが残っている。完存する在銘石塔の貴重な作品 |
石塔は、駕輿丁(かよちょう)西ノ辻にあった福田寺の遺品
地 蔵 堂
この堂は、近江八幡市中小森町に所在する興願寺飛地の地蔵堂
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*JR東海道本線「近江八幡駅」より、近江鉄道バス「竜王ダイハツ前」行きに乗車、駕輿丁口(かよちょうぐち)下車 西南方向へ徒歩10分。
(撮影:平成20年10月27日)