大浦観音堂(おおうらかんのんどう)(滋賀県伊香郡西浅井町大浦)
大浦(おおうら)観音堂五輪塔(鎌倉時代中期、花崗岩、高さ 192Cm)
風・空輪、一石からなり空輪は曲線が美しい宝珠の形。薄く首を作っている | ||
五輪塔は、観音堂に向かって右側、横手に立っている | 火輪、降棟(くだりむね)の反りがゆるい |
五輪塔、水輪
水輪の正面は、舟形を彫りくぼめ仏坐像を半肉彫りし、他の三面は梵字を刻む
五輪塔は、鎌倉時代中期の作で、中期でも前期に近い作とされている。 |
地輪背面(左、ウーン:普賢菩薩・右、シリキエン:文殊菩薩の二字)
地輪は、背面を除き梵字が一字ずつ刻まれ、背面のみ二字刻まれている。
もとは、この背面が正面を向き、水輪の仏坐像(釈迦)と釈迦三尊像を構成していたと考えられている
大浦観音堂(腹帯観音堂)
観音堂には、伝・伝教大師作の十一面観音が祀られ、安産の観音として知られている
板碑と小石仏群
板碑にまで、よだれかけが掛けられている
五輪塔と小石仏群全景
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*JR湖西線「永原駅」下車、南方向へ徒歩 約20分。
(撮影:平成21年4月27日)