西教寺 聖衆来迎阿弥陀如来二十五菩薩像

 西教寺(さいきょうじ)(滋賀県大津市坂本5-13-1)

  西教寺は聖徳太子が恩師の高麗僧 慧慈・慧聡のため創建されたと伝える。現在は天台宗真盛宗総本山

西教寺二十五菩薩石仏(桃山時代 天正十二年 1584年、笏谷石、高さ 120Cm 弥陀)

破損が著しいため屋内の書院と桃山御殿を結ぶ、「欣浄廊」に安置されている

阿弥陀如来が二十五菩薩を従え、浄土の世界から音楽を奏でながら来迎し、念仏者を極楽浄土へ導く

                           (※桃山時代石仏の写真をクリックすれば、配列ごとにズームした写真にリンクします)

光明王菩薩(琵琶) 白象王菩薩(宝幢) 薬王菩薩(幢幡) 大威徳王菩薩(曼珠) 三昧王菩薩(天華)

上、桃山時代 天正十二年(1584)の二十五菩薩。下、平成十六年(2004)の復元二十五菩薩

後列、向かって右より左へ五体(復元 二十五菩薩の配列に従った)

徳蔵菩薩(笙) 陀羅尼菩薩(舞袖) 華厳王菩薩(磬) 薬上菩薩(玉幡) 無辺身菩薩

後列、向かって右から六体目より、左へ五体

旧二十五菩薩石仏は近江国栗太郡冨田民部進が愛娘をなくし、娘が極楽往生することを願って、天正十二年(1584)三月十八日に造立安置した

復元二十五菩薩(平成十六年四月に法要開眼された)

本堂前方 石垣の上、前列中央に阿弥陀立像と観音・勢至が立ち、両端に毘沙門天と不動明王の二体が加えられる。計 27体の石仏

日照王菩薩 月光王菩薩(振鼓) 金蔵菩薩 普賢菩薩(幡蓋)

後列、向かって左より、右へ四体(後列、計 十四体)

虚空蔵菩薩(腰鼓) 金剛蔵菩薩(琴) 獅子吼菩薩 法自在王菩薩 毘沙門天

前列、向かって右より、左へ五体

衆宝王菩薩(鐃) 大勢至菩薩(合掌) 阿弥陀如来 観自在菩薩(蓮台)

前列、向かって右の六体目より、左へ四体

不動明王 定自在王菩薩 宝蔵菩薩(笛) 山海慧菩薩

前列、向かって左より、右へ四体

 西教寺の石造美術            二十五菩薩 拡大写真へ          石仏と石塔-目次!

西教寺本堂(重要文化財、江戸時代 元文四年 1739年、桁行七間 梁間六間、総欅入母屋造、本瓦葺)

 石  仏-紀年順-目次

*JR湖西線「比叡山坂本駅」・京阪「坂本駅」より江若バス西教寺行き乗車 終点西教寺バス停下車すぐ

(撮影:平成19年3月4日・平成19年12月15日)