金堂の馬場(こんどうのばば)五輪塔(滋賀県東近江市五個荘金堂町 安福寺内)
金堂の馬場五輪塔(町指定文化財、鎌倉時代後期 正安二年 1300年、花崗岩、高さ 197Cm)
風・空輪、一石からなり空輪は宝珠の形。 | ||
五輪塔は安福寺の境内にあり、道路に面して立っている。 | 火輪、軒口厚く両端で力強く反る。 |
五輪塔は、東に発心門、南に修行門、西に菩提門、北に涅槃門の梵字を夫々刻んでいる
五輪塔 四門の梵字、上(空輪)から下(地輪)へ
キャ・カ・ラ・バ・ア (東方、発心門) キャー・カー・ラー・バー・アー (南方、修行門)
ケン・カン・ラン・バン・アン (西方、菩提門) キャク・カク・ラク・バク・アク (北方、涅槃門)
水輪 、最大径がやや上にある壷型。 | ||
地輪 、二石からなっている。 | 本石塔は、近江の在銘五輪塔で一番古い。 |
地輪 北面
地輪北面の「アク」の両側に「正安二季(1300)庚子二月日、願主沙弥蓮□建之」の刻銘がある
弘誓寺(ぐぜいじ)本堂(重要文化財、江戸時代中期 宝暦十四年 1764年、入母屋造、本瓦葺)
金堂の馬場から約 100m西に浄土真宗大谷派に属する古刹 弘誓寺(ぐぜいじ)がある
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*JR東海道本線「能登川駅」より近江鉄道バス八日市行きに乗車、「生き生き館前バス停」下車 徒歩5分
(撮影:平成20年6月27日)