飯道神社(はんどうじんじゃ)宝篋印塔

 飯道神社(はんどうじんじゃ)(滋賀県湖南市針1009)

飯道神社宝篋印塔(町指定文化財、鎌倉時代後期 嘉元四年 1306年、花崗岩、高さ 220Cm)

宝篋印塔は、拝殿の向かって右側 地上に直接置かれて立っている。塔身が欠失し、一種の違和感を感じるが、背も高く存在感がある

笠の段形は、下二段、上段は六段、隅飾は三弧輪郭付で、内は小月輪の中に梵字を刻む

相輪は、下から伏鉢・請花・九輪・請花・宝珠 隅飾は大きく、三弧輪郭付で内に小月輪をつくり梵字を刻む

基礎は壇上積式で上端は二段、正面は格狭間をつくり内に開蓮華を浮彫にする。他の三面は格狭間のみ(正面:南面)

飯道神社の祭神は素戔鳴尊(すさのおのみこと)、菅原道真で、大同二年(807)の草創。延喜式内近江国甲賀郡八座の一つという

基礎 北面

右左の束に「願主孝子」「奉造立之」の刻銘がある

基礎 西面(写真:向かって右面)

右左の束に「嘉元二二」「十一月日」の刻銘がある

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飯 道 神 社 (はんどうじんじゃ)

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*JR草津線「甲西駅」 下車、南方向へ 徒歩 約10分

(撮影:平成21年1月29日)