北畠具行(きたばたけともゆき)墓宝篋印塔

 北畠具行(きたばたけともゆき)墓(滋賀県米原市清滝)

北畠具行 墓 宝篋印塔(国史跡、南北朝時代前期 貞和三年 1347年、砂岩、高さ 204Cm)

塔身、蓮座上月輪内に金剛界四仏の種子を薬研彫りする(アク:不空成就)
徳源院の南700m、丸山(285m)の山頂に立つ 塔身、蓮座上月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(キリーク:阿弥陀)

笠は下二段、上六段、隅飾は三弧輪郭つき

塔身、蓮座上月輪内に金剛界四仏の種子を薬研彫りする(タラーク:宝生)
塔身、蓮座上月輪内に金剛界四仏の種子を薬研彫りする(ウーン:阿シュク) 鎌倉幕府討伐に失敗し、元弘二年六月十九日当地にて斬首された

北畠具行は後醍醐(ごだいご)天皇の側近で鎌倉幕府討伐の中心的人物。失敗後、鎌倉に護送される途中 護送人の京極高氏(道誉)の助命嘆願も及ばず斬首された

基  礎

基礎上端は複弁の反花座、側面は輪郭を巻き内に格狭間をつくる。束に紀年銘(貞和三年・1347年)がある

相輪、上から宝珠・請花・九輪・請花・伏鉢 基礎の刻銘「貞和三年(1347)丁亥十一月廿六日」

北畠具行 墓 宝篋印塔(国史跡、南北朝時代前期)

宝篋印塔(北畠具行 墓)は、斬首の年から十六年後の貞和三年(1347年)に造立された

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清滝の春(うしろの山は伊吹山)

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*JR東海道本線「柏原駅」下車、徒歩30分。

(撮影:平成20年4月15日)