大屋神社(おおやじんじゃ)宝篋印塔

 大屋神社(おおやじんじゃ)(滋賀県蒲生郡日野町杉228)

大屋神社宝篋印塔(町指定文化財、鎌倉時代後期、花崗岩、高さ 134.2Cm)

塔身、金剛界四仏の種子を刻む(正面、ウーン:阿閦如来)
石塔は、拝殿の向かって左側の山裾、矢来垣に囲まれて立っている 塔身、金剛界四仏の種子を刻む(南面、タラーク:宝生如来)

笠の段形は、下二段、上五段、隅飾は二弧輪郭付で内は無地。上五段はこの地方に多い(通常は六段)

塔身、金剛界四仏の種子を刻む(背面、キリーク:阿弥陀如来)
塔身、金剛界四仏の種子を刻む(北面、アク:不空成就) どの部品も壊れていない、完存する鎌倉時代後期の宝篋印塔

基礎正面

基礎は壇上積式で、上端二段、側面は四面とも格狭間をつくり正面と背面に宝瓶三茎蓮を刻む。他の二面は格狭間のみ

相輪(高さ 51.7Cm)は下から、伏鉢・単弁八葉の請花・九輪・単弁の請花・宝珠で、完形を保っている。石塔は、切石の基壇上に立っている

静かな環境の中、竹矢来に囲まれて保護されている。何時までも完形を保って欲しい

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大屋神社(おおやじんじゃ)

延喜式(えんぎしき)神明帳に名を残す式内社

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*近江鉄道 桜川駅前より 日野町営バス桜川線乗車、「原バス停」下車 西方向へ 約700m

(撮影:平成21年3月11日)