玉緒神社 石燈籠

 玉緒神社(滋賀県東近江市柴原南町1002)

玉緒神社石燈籠(南北朝時代初期 、花崗岩、高さ 約178Cm)

宝珠と請花は一石からなり、宝珠の曲線が美しい
石燈籠は、本殿の玉垣内、左手端に保護金具に囲まれて置かれる 宝珠の下の請花は、ふくらみのある単弁

蕨手(わらびて)が 立ち上がり美しい

火袋は、火口一面、丸窓一面、壁面四面。壁面は、上区二区で横連子と竪連子、中区は無地の壁面、下区は輪郭内に格狭間をつくる

中 台

側面は二区で、下端に単弁の蓮弁を刻みだす。シンプルで美しい。

竿(さお)は円柱で、中節のみ連珠文。石燈籠の保護金具が目ざわりで、作品の価値を下げていると同時に神社の景観も損ねている

基 礎

基礎上部は複弁反花、側面は六面とも輪郭を巻き内に格狭間をつくる

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玉 緒 神 社

 石燈籠(いしどうろう)

*近江鉄道本線、「長谷野(ながたにの)駅」下車、東方向へ 約2Km。

(撮影:平成22年11月5日)