高木神社(たかぎじんじゃ)石燈籠

 高木(たかぎ)神社(滋賀県東近江市岡本709)

  高木神社は、麻生庄、五郷の総社で祭神は高産霊神(たかむすびのかみ)を祀る

高木神社 石燈籠(重要文化財、鎌倉時代後期 正和四年 1315年、花崗岩、高さ 212Cm)

奥の石燈籠は、重文の石燈籠を模刻した江戸時代後期 天保九年(1838)の作

頂上の宝珠は火焔付で、笠の蕨手(わらびて)は巻込み内を貫通する
高木神社境内 日吉神社社殿の向かって右前に立っている 中台は側面を二区にし、格狭間内に一茎蓮と宝瓶三茎蓮を刻出する

竿は、三節とも連珠文を巻いている。鎌倉時代後期の在銘で、すぐれて美しい石燈籠

火袋は、各面上に二連の連子窓、下に格狭間を刻む。中央部は、円窓と散蓮華一片の窓を透かす

火袋の一面、中央部に三行にわたり 「奉造立燈炉、正和口乙口三月三日、大勧進盛口」の刻銘がある

正和の干支で乙がつくのは四年のみで正和四年(1315)乙卯の造立と考えられる

基礎は六角で檀上積式とし、上端は単弁反花、側面は格狭間を入れる

高 木 神 社

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高木神社本殿(写真:向かって右)・日吉神社本殿(左)(重要文化財、室町時代、三間社流造、桧皮葺)

 石燈籠(いしどうろう)

*近江鉄道バス、「岡本バス停」下車、すぐ。バス停の西側が高木神社

(撮影:平成19年7月7日、平成21年1月29日)