香林寺(こうりんじ)宝篋印塔

 香林寺(こうりんじ)(滋賀県東近江市林田町341)

香林寺(こうりんじ)宝篋印塔(鎌倉時代後期 正和三年 1314年、花崗岩)

塔身正面、金剛界四仏の種子を大きく薬研彫りする(キリーク:阿弥陀)
石塔は香林寺の門を入って右手、最奥の角に立っている 塔身背面、金剛界四仏の種子を大きく薬研彫りする(ウ-ン:阿閦如来)

笠の段形は、下二段、上六段、隅飾は二弧輪郭付で内は無地やや外傾する

相輪は、下から伏鉢・請花・九輪・請花・宝珠で完存する。鎌倉時代後期 正和三年(1314)の紀年名がある貴重な宝篋印塔

塔身(向かって左面)、金剛界四仏の種子「アク:不空成就」を薬研彫りする。「アク」の左右に、正和三年(1314)の紀年名が刻まれている

塔身左面、金剛界四仏の種子を大きく薬研彫りする(タラーク:宝生如来) 基礎上端は複弁の反花、側面は四面とも輪郭を巻き内に格狭間を作る

香林寺 本堂

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香  林  寺 (臨済宗 永源寺派)

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*近江鉄道 八日市駅前から永源寺行き近江鉄道バス乗車、「五智前バス停」下車、五智町の「興福寺」から東南方向へ 約400m。

(撮影:平成21年4月18日)