東川町(ひがしかわちょう)公民館宝篋印塔

 東川町(ひがしかわちょう)公民館宝篋印塔(滋賀県近江八幡市東川町)

東川町公民館宝篋印塔(鎌倉時代後期 正和四年 1315年、花崗岩、高さ 256Cm)

塔身、蓮座上月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(タラーク:宝生如来)
鎌倉時代後期の大きな宝篋印塔で、相輪と基礎の方形部は後補 塔身、蓮座上月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(キリーク:阿弥陀如来)

笠は、下二段、上六段、隅飾は別石の三弧輪郭付で大きいのが印象に残る

塔身、月輪は刻まず蓮座上に金剛界四仏の種子「アク(不空成就)」を刻む
塔身、蓮座上月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(ウーン:阿閦) 塔身「アク」の両側に正和四年(1315年)他の刻銘がある

塔身「アク」両側の刻銘:「正和四季(1315)乙卯八月日、願主、源円阿弥陀仏、為二親」

基礎は二石からなり、上部は立上がりのある美しい複弁反花(かえりばな)を刻む。下部は後補

後補の相輪は、半球の宝珠、心柱頭を出し、請花、九輪、伏鉢と続く 笠の隅飾は、三弧輪郭付。内に月輪の痕状のものが見える

土地の人の話によると、この宝篋印塔は、もともとここより約100m東 日野川の土手、祠のそばにあったという

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東川町公民館の前広場、南端に立っている

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*JR東海道本線「近江八幡駅」より近江鉄道バス若宮経由村田製作所行きバスに乗車、「東川バス停」下車 徒歩 南へ12分

(撮影:平成20年7月17日)