吉善寺（きちぜんじ）（滋賀県東近江市鈴町1315-1）

吉善寺石造宝塔（市指定文化財、鎌倉時代後期 文保二年 1318年、花崗岩、高さ 171Cm)

		笠は頂部に露盤、四隅に降棟、軒下に薄く垂木型を刻出する
石塔は門を入って右手側奥、階段の上、中央に祀られている		塔身首部は、上に二段の段形、下に円板状をつくる。軸部は扉型を刻出する

正面の基礎側面は、輪郭を巻き格狭間内に近江文様の孔雀を一羽刻んでいる

相輪は、上から宝珠・請花・九輪・請花・伏鉢。宝塔は、鎌倉時代後期 文保二年（1318）の在銘で、各部が完存した美しい姿を見せている

正面以外の基礎側面は、三面とも輪郭を巻き、内に格狭間をつくる。格狭間内は素面

塔身に「文保二年（1318）戊午三月日」「大願主一結衆」の刻銘がある。基礎正面の孔雀文様が、なんとも美しい

石造宝塔は階段の上、中央に祀られている

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吉　　　善　　　寺

石造宝塔紀年順

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＊近江鉄道「朝日大塚駅」下車、西方向へ 徒歩約35分

(撮影：平成20年10月27日）