阿弥陀寺(あみだじ)宝篋印塔

 阿弥陀寺(あみだじ)(滋賀県蒲生郡竜王町弓削)

阿弥陀寺宝篋印塔(鎌倉時代後期 正安二年 1300年、花崗岩、高さ 180Cm)

塔身、胎蔵界四仏の種子を薬研彫りする(アー:開敷華王)
もと集落内の釈迦堂にあったものが現在地に移された 塔身、胎蔵界四仏の種子を薬研彫りする(ア:宝幢)

笠の段形は、下二段、上六段、大きな隅飾は三弧輪郭付で内に小月輪を浮彫にし梵字「ア」を刻む

塔身、胎蔵界四仏の種子を薬研彫りする(アク:天鼓雷音)
塔身、胎蔵界四仏の種子を薬研彫りする(アン:阿弥陀) 基礎の刻銘により、願主が石塔に加えて田地を寄進した事が知れる

基礎は壇上積式で、上端は複弁の反花、側面は格狭間をつくり内に開蓮華文様を浮彫にしている

基礎一面の左右の束に「寄進田地一段、願主藤井重宗、正安二年(1300)彼岸中日」の刻銘がある

相輪は、下から伏鉢、請花、九輪は二輪を残し欠損している 笠の隅飾、三弧輪郭付で内に小月輪を薄肉彫りし梵字を刻む

ここは日野川の南岸にあり、川を挟んで対岸は東川町公民館宝篋印塔がある近江八幡市の東川町にあたる

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阿弥陀寺は旧 弓削学校跡にあり、階段の左側に宝篋印塔は立っている

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*JR東海道本線「近江八幡駅」から近江鉄道バス 若宮経由村田製作所行きに乗車、「東川バス停」下車 南へ徒歩22分

(撮影:平成20年7月17日)