向徳寺(こうとくじ)阿弥陀種子板碑

 向徳寺(こうとくじ)(埼玉県比企郡嵐山町大蔵 635)

   向徳寺 板碑群中、最も古い板碑で、鎌倉時代中期 建長年間(1249~56)の板碑に見られる特長を備えている。

向徳寺阿弥陀一尊種子板碑(町指定文化財、鎌倉時代中期、緑泥片岩、高さ 147Cm 下幅 78Cm 厚さ13Cm)

板碑群後方、向って右端の板碑。身部は、上方に阿弥陀の種子を蓮華座上に刻む。下方の刻銘は、剥離する。

板碑 頭部

頭部は低い山形、下に二段の切込、身部は、一重線の輪郭を巻く。

身部、蓮華座上に阿弥陀如来の種子「キリーク」を刻む 板碑は、建長年間(1249~56)の板碑に見られる特長を備えている。

 向徳寺(こうとくじ)板碑群

向徳寺 板碑群 配置図 (現地説明板)

向徳寺(こうとくじ) 板碑群

覆堂の中に十九基の板碑が納められている。

 向徳寺(こうとくじ)暦応二年銘 名号板碑                         石仏と石塔-目次!

向徳寺(こうとくじ)本堂

向徳寺は清浄光寺(遊行寺)の末で、鎌倉時代創建の古刹。

 板碑(いたび)

*東武東上線 「武蔵嵐山駅」下車、南方向へ徒歩 約25分。

(撮影:平成24年11月10日)