八宮神社(やみやじんじゃ)(埼玉県比企郡小川町大字小川990-1)
板五輪塔としては大きく、極端な縦長にならず、ゆったりとして存在感がある。
八宮神社(やみやじんじゃ)板五輪塔(鎌倉時代後期、緑泥片岩、高さ 147Cm)
風・空輪、バランスの良い大きさに加工されている | ||
珍しい板五輪塔は、境内の左手(西側)に立っている | 火輪、軒は緩やかに反り、一部を欠損する |
水 輪
水輪の正面に、五輪塔四門の内、修行門(南門)の梵字、「キャー・カー・ラー・バー・アー」の「バー」を刻む
この地方で、板碑に使われている緑泥片岩を五輪塔形に加工し、水輪に梵字「バー」を深く薬研彫する。背面は何も刻まれていない。 |
地 輪
地輪の半分以上が、新しい台石の中にかくれている。この地輪は本来、背が高いとのことである。
円城寺(えんじょうじ)正中二年銘 二連板碑 石仏と石塔-目次!
八宮神社(やみやじんじゃ)拝殿
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*JR八高線・東武東上線 「小川駅」下車、東方向へ徒歩 約20分。
(撮影:平成22年11月19日)