福田観音 建長三年銘 阿弥陀三尊種子板碑

 福田馬頭観音(ふくだばとうかんのん)[埼玉県比企郡滑川町(なめがわまち)福田1205]

   阿弥陀三尊種子を大きく正面に刻んだ板碑で、滑川町で一番古い鎌倉時代中期 建長三年(1251)の紀年銘がある。

福田馬頭観音(ふくだばとうかんのん) 阿弥陀三尊種子板碑

(町指定文化財、鎌倉時代中期 建長三年 1251年、緑泥片岩、高さ 167Cm 下幅 75Cm 厚さ 9.5Cm)

福田馬頭観音堂の背後に立っている。頭部山形は極めて低く、身部は全面に阿弥陀三尊の種子を薬研彫し、下方に紀年銘を刻む。

板碑 頭部

頭部山形は極めて低く、下に二条線、身部の輪郭はない。

阿弥陀三尊の主尊 阿弥陀如来の種子 「キリーク」

板碑の幅いっぱいに種子を刻んでいる。「イー」線の最後が、下方まで下りず涅槃点の間に入る。

身部、蓮華座なしに直接、阿弥陀三尊の種子を刻む。 刻銘:「建長第三(1251)

三尊種子は、上方に阿弥陀如来の種子「キリーク」、向って右下 に観音菩薩の種子「サ」、左に勢至菩薩の種子「サク」を刻み阿弥陀三尊とする。

身部下方の刻銘

下方中央に「建長第三(1251)、向って右に「辛亥」、左に「十月日」の紀年銘がある。

頭部山形が極めて低く異形だが、一目で建長年の板碑とわかる。 板碑、側・背面、厚さが9.5Cmもあり、重量感がある。

福田馬頭観音堂の裏手に立つ二基の板碑

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福田(ふくだ)馬頭観音堂

武運長久、交通安全、また愛馬家の信仰があるという。

 板碑(いたび)

*東武東上線 森林公園駅北口 から国際十王交通バス 立正大学行き、又は森林公園西口経由熊谷駅行きバスに乗車、「観音様バス停」下車 西方向へ徒歩 約100m。

(撮影:平成24年11月11日)