長福寺(ちょうふくじ)(埼玉県さいたま市北区別所町98-6)
阿弥陀如来の種子「キリーク」を主尊とする板碑で、鎌倉時代後期 正和二年(1313)の紀年銘がある。
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長福寺 阿弥陀一尊種子板碑(市指定文化財、鎌倉時代後期 正和二年 1313年、緑泥片岩、高さ 59Cm 下幅 21Cm) |
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板碑群前列、向って左端に立つ。身部は、上方に阿弥陀の種子「キリーク」を蓮座上に、下方に「正和二年(1313)」の紀年銘を刻む。 |
板碑 頭部
頭部 山形、下に二条線、身部の輪郭はない。
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蓮座上に阿弥陀如来の種子「キリーク」を」刻む。 | 身部下方の刻銘:「正和三年(1313)七月 日」 |
刻銘は、下方中央に「正和二年(1313)七月 日」の紀年銘がある。
長福寺(ちょうふくじ)(埼玉県さいたま市北区別所町98-6)
阿弥陀如来の種子「キリーク」を主尊とする板碑で、室町時代中期 文明四年(1472)の紀年銘がある。
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長福寺 阿弥陀種子板碑(市指定文化財、室町時代中期 文明四年 1472年、緑泥片岩、高さ 47Cm 下幅 15Cm) |
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板碑群前列、向って右から三基目。身部は、上方に阿弥陀如来の種子「キリーク」を蓮座上月輪内に、下方に供養者名と紀年銘を刻む。 |
板碑 頭部
頭部山形、下に二条線、身部は一重線の輪郭を巻く。
主尊、阿弥陀如来の種子「キリーク」
蓮座上月輪内に阿弥陀如来の種子「キリーク」が刻まれている。
種子や蓮座を彫る位置決めの横線が残り興味深い。
身部 下方の刻銘
中央に「賢秀大徳」、左右に各一行「文明四年(1472)壬辰」、「十二月十七日」と刻む。
長福寺(ちょうふくじ)板碑群 前列
前・後列、合わせて十三基の板碑が覆屋内に安置され、一括で市の文化財に指定されている。
*JR高崎線 宮原駅西口から東武バスウェスト 「別所団地・しらかば通り」行きに乗車、「しらかば通りバス停」下車、北方向へ約300m。
(撮影:平成25年3月10日)