神峰山寺(かぶざんじ)十三重石塔

 神峰山寺(かぶざんじ)(大阪府高槻市原3301-1)

  本堂に安置の阿弥陀如来坐像(平安時代後期)、二体の聖観音立像(平安時代)は国指定の重要文化財。秋には、紅葉の名所として知られる。

神峰山寺(かぶさんじ)十三重石塔(南北朝時代の作風、花崗岩)

塔身、蓮華座上月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(正面、タラーク:宝生)
十三重石塔は、本堂の西側で、観音堂の北側に安置されている 塔身、蓮華座上月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(キリーク:阿弥陀如来)

屋  根

屋根は、軒の反りがゆるやかで、軒の両端でわずかに反る。軒下の垂木型は刻まれていない

塔身、蓮華座上月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(背面、アク:不空成就)
塔身、蓮華座上月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(ウーン:阿閦如来) 十三重石塔には、光仁(こうにん)天皇の分骨が納められているという

基    礎

基礎は低く、側面は四面とも無地で刻銘はない

五重石塔 (開成皇子の埋髪塔という) 神峰山寺の北、本山寺入口の石塔(種子:宝篋印陀羅尼経)

十三重石塔の近くに安置されている五体の地蔵菩薩立像

  忍頂寺(にんちょうじ)五輪塔                             石仏と石塔-目次!

神峰山寺(かぶざんじ) 本堂

神峰山寺は、毘沙門天を本尊とする。

*JR東海道本線 高槻駅北口から市バス 原大橋行きに乗車、「神峰山口バス停」下車北東方向へ徒歩 約20分。

(撮影:平成22年9月21日)