守福寺(しゅふくじ)(岡山県岡山市下足守305)
守福寺は、現在無人で墓地のみが目立つ臨済宗東福寺派の寺院
守福寺宝殿(重要文化財、南北朝時代初期 暦応元年 1338年、花崗岩、高さ 197Cm)
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正面屋根は、切妻造。妻飾りに斗束を刻み出す | ||
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宝殿は、現在無人の守福寺の入口、石鳥居の奥に立っている | 背面屋根は、寄棟風 |
屋根は一石で作られている
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正面に二本の角柱(向拝柱)を立て、向拝部を出した春日造(かすがづくり)社殿の形式。側面 各二枚、背面 一面の板石(厚さ 15Cm)で囲む |
向拝柱に刻銘があり、南北朝時代初期 暦応元年(1338)の造立(間口 82Cm、奥行 139Cm、高さ 197Cm)
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向かって左の向拝柱に「王子・・・・・・」の刻銘がある | 右の柱は「暦応元年戊寅十一月二十二日」の刻銘がある |
向拝柱の中程から、板石で床を設けた高床式で、木製両開の扉をつける
葦守八幡神社(あしもりはちまんじんじゃ)石鳥居
石仏と石塔-目次!
「王子宮」の額が懸かった鳥居の奥に宝殿が祀られている
もともと寺院背後の山の中腹にあった王子権現堂で、京都神護寺所蔵の「足守荘絵図」(国宝)に記載されている
*JR岡山駅・足守駅から中鉄バス大井行き乗車、「足守農協前バス停」下車、西方向へ 約1.5Km。
(撮影:平成21年2月7日)