当麻北墓(たいまきたばか)五輪塔(奈良県葛城市当麻)
当麻寺の北方にある大きな墓地の一段高い場所に立つ。大和地方最古の五輪塔。
当麻北墓(たいまきたばか)五輪塔 (重要文化財、平安時代後期、凝灰岩、高さ 245Cm)
風・空輪、一石からなり、両輪の間に首を作り出す | ||
当麻寺の北、古い墓地の惣供養塔で、一段高い所に立っている | 水輪、宝塔の塔身を思わせる形で、背の高い壷形になっている |
火 輪
火輪の軒は厚く、真反りを示し、緩く反る
各輪に、五輪塔四門の梵字を雄大な字体で薬研彫する。梵字は、風化して見えないものもあり、風輪に修理の手が入っている。 |
地 輪
地輪は低く、古風を感じさせる
当麻北墓(たいまきたばか)五輪塔
五輪塔の型にはまらず、古調を示す。近畿地方最古の平安時代後期の大型五輪塔
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*近鉄南大阪線 「当麻寺駅」下車、徒歩 約18分。
(撮影:平成22年8月24日・平成20年5月17日)