小塔院(しょうとういん)(奈良市西新屋町45)
小塔院(しょうとういん)宝篋印塔(鎌倉時代後期、花崗岩、高さ 183Cm)
塔身を枠取りし、枠内に月輪内金剛界四仏の種子を刻む(ウーン:阿閦) | ||
相輪上半部は欠損する。塔身の種子が、みごとな字体で美しい | 塔身を枠取りし、枠内に金剛界四仏の種子を薬研彫りする(タラーク:宝生) |
笠の段形は、下二段、上六段、隅飾は二弧輪郭付で内部は無地
塔身を枠取りし、枠内に月輪を線刻する。その月輪内に金剛界四仏の種子を薬研彫りする(左、キリーク:阿弥陀・右、アク:不空成就) |
基礎下に複弁の反花座を設ける。基礎上端は二段、基礎側面に銘文はなく無地
宝篋印塔は、典型的な大和地方の様式で、鎌倉時代後期の作品
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*JR奈良駅・近鉄奈良駅下車、徒歩
(撮影:平成20年7月22日)