大宇陀 春日(かすが)神社(奈良県宇陀市大宇陀区春日59)
五輪塔は伊派 石大工 井行元(いのゆきもと)の作品。五輪塔の地輪か層塔の基礎を利用して水穴を穿ったもの
春日神社 水鉢(町指定文化財、鎌倉時代後期 正応四年 1291年、花崗岩、高さ 40Cm 幅 69.7Cm)
水鉢南面(向かって左面)、「大工井行元」の刻銘。井行元(いのゆきもと)は、伊派の石大工で、他に談山神社十三重石塔の作品がある |
水鉢 南面と東面(正面)
水鉢は、五輪塔の地輪か層塔の基礎を利用したもので後世に水穴を穿ったもの
水鉢 正面(東面)
正面には、「南無当、来導師、弥勒仏」の刻銘がある
水鉢 北面
刻銘:「正応四年(1291)辛卯、卯月廿七日、為廉厳聖、霊起立之、子息各敬白」
水鉢 東面(正面)と北面
水鉢は神社境内の西端に、木の柵に囲まれて置かれている
春 日 神 社
*近鉄大阪線 榛原駅前から奈良交通バス 大宇陀行きに乗車、「西山バス停」下車 東方向へ 約700m。
(撮影:平成21年5月26日)