向渕地蔵三尊石仏(穴薬師)

 向渕地蔵三尊石仏(穴薬師)(奈良県宇陀市室生区向渕)

向渕地蔵三尊石仏(鎌倉時代中期 建長六年 1254年、凝灰岩、中尊の像高 130Cm)

中尊は、右手に錫杖、左手に宝珠を持つ地蔵菩薩立像を厚肉彫りする

脇侍の地蔵菩薩立像は、同じ形で、右手は与願印、左手は宝珠捧げる古式地蔵形。像高 93Cm

 

石仏は、高さ179Cm、幅 179Cm、の正八角形の石棺の蓋石を使用している。地蔵三尊としては最も古い形式を示す

中尊と向かって右の像の間に、「建長六年(1254年)二月卅日、大施主宗岡氏下司、沙弥善定」下方に、「宗岡守定」 「高橋正末」の刻銘がある

穴薬師と呼ばれる地蔵石仏は、鎌倉中期のほこらの地蔵石仏として貴重な遺物

飯降(いぶり)磨崖仏(石薬師)

 飯降(いぶり)磨崖仏(石薬師)(奈良県宇陀市室生区向渕)

飯降磨崖仏は、奈良時代前期の作、露出した凝灰岩の層に、中央に椅子座にすわる如来像(座高 69Cm)二体を中尊とし、

左右に二菩薩立像、その背後に二羅漢形、二菩薩、四天王を侍立させ、上方に飛雲文様を彫っているという。法隆寺壁画に通じる大陸的構図

 春日(かすが)大日種子自然石塔婆(梵字石仏)                石仏と石塔-目次!

飯降(いぶり)磨崖仏の覆屋根をさしかけた堂

火災に遭い損傷がひどい磨崖仏は、残念ながら布に覆われ拝見できない

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*JR室生口大野 よりバス

(撮影:平成19年8月15日)