本願寺(ほんがんじ)十三仏碑

 本願寺(ほんがんじ)十三仏碑(奈良県生駒市高山町4835)

本願寺十三仏碑(室町時代後期 弘治三年 1557年、花崗岩、高さ 128Cm、幅 59Cm)

最上部は、天蓋を設けた虚空蔵菩薩、下に四段三列に、像高15Cmの諸像を半肉彫りで配している。下面に弘治三年(1557)の紀年銘がある

最上部、天蓋を設けた虚空蔵菩薩

十三仏は、死者の追善供養のために初七日(不動)、二七日(釈迦)、三七日(文殊)、四七日(普賢)、五七日(地蔵)、六七日(弥勒)、七七日(薬師)、

百ヶ日(観音)、一周忌(勢至)、三回忌(阿弥陀)、七回忌(阿閦)、十三回忌(大日)、三十三回忌(虚空蔵)の十三仏事にわりあてられた仏・菩薩をいう。

十三仏碑 下方の刻銘

刻銘:「弘治三年(1557)丁巳」「道弥 浄円、口口 口口、西念 口口、道口 道口、口口 道六」「三月二十四日」

刻銘は、法名を二段五列に刻み逆修と記し、両脇に弘治三年(1557)の紀年銘を刻む

  本願寺(ほんがんじ)自然石名号板碑

本願寺 自然石名号板碑(桃山時代末期 慶長十五年 1610年、花崗岩、高さ 約100Cm)

自然石の表面を板碑型に彫りくぼめ、上部に阿弥陀三尊の種子、中央に南無阿弥陀仏の名号、左右に紀年銘を刻む

 円楽寺跡(えんらくじあと)五輪塔群                        石仏と石塔-目次!

本 願 寺

 板碑(いたび)

*近鉄 富雄駅前から奈良交通バス「庄田行き」バス乗車、「西庄田バス停」下車 北西方向へ 徒歩 約3分。

(撮影:平成22年7月8日)