額安寺(がくあんじ)(奈良県大和郡山市額田部寺町36)
額安寺から北へ約300mの所に額安寺の古い墓地があり五輪塔群がある。通称「鎌倉墓(かまくらばか)」と呼ばれている
額安寺(がくあんじ)五輪塔群(重要文化財、鎌倉時代後期、花崗岩、高さ 281~111Cm)
左端の大きな五輪塔から右に第1~第8塔、八基全て重要文化財
額安寺(がくあんじ)五輪塔 第八塔(永仁五年銘)
額安寺五輪塔 第八塔(重要文化財、鎌倉時代後期 永仁五年 1297年、花崗岩、高さ179Cm)
風・空輪、空輪は宝珠の形 | ||
額安寺五輪塔群、北側 右端の石塔 | 火輪、軒口は厚く軒反は力強い |
地輪、正面に刻銘がある
刻銘:「従五位上丹波守平朝臣 盛房 六十歳、永仁五秊(1297)、七月八日」
水輪、やや押しつぶされたような横張りの球形 | 大和様式の複弁反花座 |
額安寺(がくあんじ)五輪塔 第七塔
額安寺五輪塔 第七塔(重要文化財、鎌倉時代後期、花崗岩、火輪上までの高さ 111Cm、右端から二基目)
空・風輪は後補で、反花座・基壇を置かずに直接地上に安置されている。火輪が鎌倉時代後期の力強い軒反をみせている |
額安寺(がくあんじ)五輪塔
五輪塔群の東側に、江戸時代の地蔵石仏と時代が下がる指定のない五輪塔があった
一番大きい左端の第一塔は、頼朝塔と伝えられてきたが忍性塔と確認されている
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* 近鉄「平端駅」下車、徒歩 約15分。
(撮影:平成19年2月11日、平成21年7月4日)