仏願寺（ぶつがんじ）（奈良県奈良市宝来4-3-27）

仏願寺（ぶつがんじ）阿弥陀石仏 （鎌倉時代後期、花崗岩、高さ 160Cｍ)

舟形光背をつくり、前面に蓮華座上に立つ像高125Cmの来迎阿弥陀如来を厚肉彫りする。仏願寺正門前の小堂に安置されている。

阿弥陀 胴部

来迎印を結ぶ手、衲衣、衣文も的確に彫られている

頭部は、螺髪を丁寧に刻み出す。肉髻は低く、お顔は写実的で、少年の様に無垢な表情をしている。鼻部が欠けているのが惜しい。

阿弥陀 下部

阿弥陀と同じ石から彫出された、単弁蓮華座（幅63Cm、高さ13.5Cm）をもつ

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阿弥陀石仏の小堂

生花が新しく、近隣の信仰を物語っている。勝手ながら、未来永劫、こうあって欲しいと思う

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＊近鉄橿原線 「尼ヶ辻駅」下車、西方向へ徒歩約 15分。

（撮影：平成22年3月19日）