浅古（あさご）宝塔（奈良県桜井市浅古）

浅古（あさご）宝塔（重要美術品、南北朝時代前期 暦応四年 1341年、花崗岩、高さ 155Cm)

		屋根は、四方に降棟、先端に鬼板、軒に桧皮葺型、軒裏に垂木型をつくる
大日寺(念仏寺）は現 浅古集会所。その西側に立っている		塔身軸部の首部は、高欄を表している

塔身軸部は四方に桟唐戸を刻み出す

		基礎は二重で両方とも側面を三区に分ける。西面の基礎中央に銘文がある
宝塔は相輪上部を欠損するも精巧に造られている		切石を積んだ基壇上に、繰形をつくった台座を置き、その上に宝塔を据える

基礎銘文：「暦応二二(四）季、四月十七日、願主田中重俊」

浅古地区集会所の西側に宝塔と五輪塔が立っている

　 浅古（あさご）会所 五輪塔

浅古（あさご）五輪塔（南北朝時代前期、花崗岩、高さ 156Cm)、地輪中央の阿弥陀三尊に特色がある

正面の地輪に蓮華座に坐す阿弥陀如来を彫り、左右の月輪内に観音・勢至の種子「サ」「サク」を刻み阿弥陀三尊とする

　春日神社（かすがじんじゃ）石造宝塔　　　　　　　　　　　　　　　　　　石仏と石塔-目次！

辻の地蔵（安土桃山時代 文禄三年 1594年、花崗岩、高さ 160Cm 像高 97Cm)

浅古（あさご）集落の入口にある

宝塔紀年順

春日神社（かすがじんじゃ）石造宝塔（南北朝時代前期）

石造 宝塔-紀年順-目次

＊JR・近鉄 桜井駅より奈良交通バス 談山神社行きに乗車、「浅古バス停」で下車、徒歩 約350ｍ。

(撮影：平成19年5月20日、平成20年11月4日）