大迫寺跡(おおさこじあと)大永七年銘五輪塔

 大迫寺跡(おおさこじあと)(宮崎県日南市大字吉野方内ノ迫)

  室町時代後期 大永七年(1527)の紀年銘が火輪(笠)にある五輪塔で、各輪の梵字はない。

大迫寺跡(おおさこじあと)五輪塔 (県指定文化財、室町時代後期 大永七年 1527年、凝灰岩)

 
  整った五輪塔で、四方の梵字はない。火輪に線刻の弱い刻銘があり、正面には「頼重」の文字が刻まれている。 

風・空 輪

一石からなる。空輪は宝珠の形。

火 輪

軒口は厚く、緩やかに反る。傾斜は深く、やや反っている。

火 輪 (紀年銘)

向かって右側に「大永七年(1527)の紀年銘がある。

刻銘(正面):「頼重」 刻銘(左):「十月」

水 輪

上下に、ややへしゃげた球形。

地 輪

 大迫寺跡(おおさこじあと)弘治二年銘 五輪塔                            石仏と石塔-目次!

五輪塔群

本五輪塔は、向かって左端。右横は、永正二年(1505)銘五輪塔。

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*JR日南線 「飫肥駅」下車、西方向へ 徒歩 約40分。駅前にレンタサイクルがある。

(撮影:平成26年 5月29日)