大迫寺跡(おおさこじあと)弘治二年五輪塔

 大迫寺跡(おおさこじあと)(宮崎県日南市大字吉野方内ノ迫)

  正面のみ東方 発心門の梵字を刻んだ五輪塔で、室町時代後期 弘治二年(1556)の紀年銘がある。

    大迫寺跡(おおさこじあと)五輪塔 (県指定文化財、室町時代後期 弘治二年 1556年、凝灰岩)     
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大迫寺跡石塔群内、向かって右端の窪地、永仁三年銘板碑と多宝塔群が並ぶ後方に立つ。室町時代後期 弘治二年(1556)の紀年銘がある。

風・空 輪

一石からなり、空輪は宝珠の形。やや大きめに作られている。

火 輪

軒は緩やかに反る。棟の傾斜は深く、やや反っている。

正面に「法印 舜雄」の刻銘がある。

水 輪

球形で、刻銘の字体は弱い。

水 輪 (紀年銘)

梵字「バ」の両側に「弘治貮年(1556)二月廿六日」の紀年銘がある。

地 輪

やや低い。

同型の五輪塔が二基 並んで立つ。

本五輪塔は向って右側。左側の五輪塔は紀年銘がない。

 大迫寺跡(おおさこじあと)多宝塔                                 石仏と石塔-目次!

永仁三年(1295)銘板碑と多宝塔群

本五輪塔は、向かって右側 最後方。

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*JR日南線 「飫肥駅」下車、西方向へ 徒歩 約40分。駅前にレンタサイクルがある。

(撮影:平成26年 5月29日)