(北壇 南向き、東から6基目)
定善寺(じょうぜんじ)(宮崎県日向市大字財光寺7295)
法華経 比喩品に出る偈(げ)を刻む板碑で、 室町時代後期 天文十年(1541)の紀年銘がある。
定善寺(じょうぜんじ)題目板碑 (室町時代後期 天文十年 1541年、凝灰岩、幅 23.3Cm)- |
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北壇南向き、東から六基目。中央に七字題目、その両側に法華経 比喩品に出る偈、下方に紀年銘 他を刻む。 |
板碑、頭部
頭部山形、下に二条の切込、額部は突出、二条の切込は両側面に及ぶ。
板碑、身部 | 刻銘:「天文十年(1541)、辛丑、六月」 |
身部の刻銘は、中央に大きく「南無妙法蓮華経」の七字題目、その両側に法華経 比喩品に出る偈(げ)「一切皆當」・
「得成佛道」、下方は「法口・・」、紀年銘は題目の向って左横・下方に「天文十年(1541)、辛丑、六月」と刻まれている。
板碑、下方
刻銘:「法口・・」
「一切皆當」 → | 「得成佛道」 |
法華経比喩品に出る偈
偈(げ):「一切皆当(いっさいかいとう)」、「得成仏道(とくじょうぶつどう)」
[ 一切のものは皆、まさに仏道を成ずることを得べし(悟りを開いて仏となることができる)。 ]
北壇、南向き 題目板碑群 部分
本題目板碑は、写真中央。
定善寺(じょうぜんじ)天文十一年銘 題目板碑 石仏と石塔-目次!
定善寺(じょうぜんじ)題目板碑群 四十基 (室町時代後期~江戸時代前期、凝灰岩)
向かって左側が北壇で背中合わせに各10基ずつ計20基、右側の南壇も背中合わせに各10基ずつ計20基の板碑が立つ。
*JR日豊本線 「日向市駅」から南方向へ徒歩 約15分。
(撮影:平成26年5月28日)