(南壇 北向き、東から6基目)
定善寺(じょうぜんじ)(宮崎県日向市大字財光寺7295)
法華経 提婆達多品に出る偈(げ)を刻む板碑で、 室町時代後期 天文十一年(1542)の紀年銘がある。
定善寺(じょうぜんじ)題目板碑 (室町時代後期 天文十一年 1542年、凝灰岩、高さ 98.2Cm 幅 23.3Cm) |
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南壇北向き、東から六基目。中央に七字題目、その両側に法華経 提婆達多品に出る偈、下方に紀年銘と被供養者名を刻む。 |
板碑、頭部
頭部山形、下に二条の切込、額部は突出する。額部の高さ 11.5Cm。
板碑、身部 | 刻銘:「天文十一年(1542)、壬寅、三月二日」 |
身部の刻銘は、中央にひげ文字で大きく「南無妙法蓮華経」の七字題目、その両側に法華経 提婆達多品に出る偈(げ)
「情存妙法故」・「身心無懈倦」、下方向って右側に「天文十一年(1542)、壬寅、三月二日」、「慈母妙金」と刻まれている。
板碑、下方
刻銘:「天文十一年(1542)、壬寅、三月二日」、「慈母妙金」
「情存妙法故」 → | 「身心無懈倦」 |
法華経提婆達多品に出る偈
偈(げ):「情存妙法故(じょうぞんみょうほうこ)」、「身心無懈倦(しんじんむけげん)」
[ 情(こころ)に妙法をたもてる故に、身心は懈倦(ものうき)ことなし。(懈倦:あらゆる不幸なこと) ]
北壇、南向き 題目板碑群 部分
本題目板碑は、写真中央。
定善寺(じょうぜんじ)天文十一年銘 題目板碑 石仏と石塔-目次!
定善寺(じょうぜんじ)題目板碑群 四十基 (室町時代後期~江戸時代前期、凝灰岩)
向かって左側が北壇で背中合わせに各10基ずつ計20基、右側の南壇も背中合わせに各10基ずつ計20基の板碑が立つ。
*JR日豊本線 「日向市駅」から南方向へ徒歩 約15分。
(撮影:平成26年5月28日)