(南壇 北向き、東から2基目)
定善寺(じょうぜんじ)(宮崎県日向市大字財光寺7295)
偈頌(当然のことながら法華経)を伴う板碑で、 室町時代後期 永正十四年(1517)の紀年銘がある。
定善寺(じょうぜんじ)題目板碑 (室町時代後期 永正十四年 1517年、凝灰岩、高さ 99.1Cm ) |
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南壇北向き、東から二基目の板碑。中央に七字題目、その両側に法華経 如来神力品に出る偈、下方に造立者名と紀年銘を刻む。 |
板碑、頭部
頭部山形、下に二条の切込、額部は突出し 高さは9.4Cm。
板碑、身部 | 刻銘:「永正十四年(1517)、丁丑」 |
身部の刻銘は、中央に「南無妙法蓮華経」の七字題目、その両側に法華経 如来神力品に出る偈(げ)「是人於仏道」・
「決定無有疑」、下方向って右側に「阿闍梨日口」、下方左側に「永正十四年(1517)、丁丑」の紀年銘が刻まれている。
板碑、下方
題目の、向って右下に「阿闍梨」、左下に「永正十二年(1517)、丁丑」の紀年銘が刻まれている。
「是人於仏道」 → | 「決定無有疑」 |
法華経如来神力品に出る偈
偈(げ):「是人於仏道(ぜにんおぶつどう)、決定無有疑(けつじょうむうぎ)」
[ この人仏道(成仏)において決定して、疑あることなし ]
南壇、北向き 題目板碑群
本題目板碑は向って左から二基目で、東壇の五輪塔に近い場所にある。
定善寺(じょうぜんじ)大永六年銘 題目板碑 石仏と石塔-目次!
定善寺(じょうぜんじ)題目板碑群 四十基 (室町時代後期〜江戸時代前期、凝灰岩)
向かって左側が北壇で背中合わせに各10基ずつ計20基、右側の南壇も背中合わせに各10基ずつ計20基の板碑が立つ。
*JR日豊本線 「日向市駅」から南方向へ徒歩 約15分。
(撮影:平成26年5月28日)