定善寺元和十年銘題目板碑(北壇 北向き、東から1基目)

 定善寺(じょうぜんじ)(宮崎県日向市大字財光寺7295)

   江戸時代前期 元和十年(1624)の紀年銘がある題目板碑で、偈頌(げじゅ)は刻まれていない。

     定善寺(じょうぜんじ)題目板碑 (江戸時代前期 元和十年 1624年、凝灰岩)      -
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北壇北向き、東から一基目(東端)。中央に「南無妙法蓮華経」の七字題目、下方両側に紀年銘と被供養者名を刻む。

板碑、頭部

頭部の山形はやや低く、下に二条の切込、額部 中央に日輪を陰刻し突出する。

板碑、身部 刻銘:「元和十年(1624)

身部の刻銘は、中央に「南無妙法蓮華経」の七字題目が美しく刻まれ、下方両側に「為道好」、「元和十年(1624)の刻銘がある。

板碑、下部

刻銘:「為道好」、「元和十年(1624)

定善寺寛永六年銘題目板碑(南壇 南向き、東から2基目)

 定善寺(じょうぜんじ)(宮崎県日向市大字財光寺7295)

   江戸時代前期 寛永六年(1629)の紀年銘がある題目板碑で、偈頌(げじゅ)は刻まれていない。

     定善寺(じょうぜんじ)題目板碑 (江戸時代前期 寛永六年 1629年、凝灰岩)      -
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南壇南向き、東から二基目。中央に「南無妙法蓮華経」の七字題目、下方両側に紀年銘と被供養者名 他を刻む。

板碑、頭部

頭部山形、下に二条の切込、額部は突出する。

板碑、身部 刻銘:「寛永六年(1629)三月十五」

身部の刻銘は、中央に「南無妙法蓮華経」の七字題目、下方両側に「妙久」、「寛永六年(1629)三月十五、孝子」の刻銘がある。

妙久のため 寛永六年(1629)三月十五日に子等により造立された。

板碑、下部

刻銘:「妙久」、「寛永六年(1629)三月十五、孝子」

 定善寺(じょうぜんじ)寛永六年銘 題目板碑                  石仏と石塔-目次!

定善寺(じょうぜんじ)題目板碑群 四十基 (室町時代後期~江戸時代前期、凝灰岩)

向かって左側が北壇で背中合わせに各10基ずつ計20基、右側の南壇も背中合わせに各10基ずつ計20基の板碑が立つ。

 板碑(いたび)

*JR日豊本線 「日向市駅」から南方向へ徒歩 約15分。

(撮影:平成26年5月28日)