川田堂園（かわだどうぞの）供養塔群（鹿児島県鹿児島市川田町1238）

川田堂園（かわだどうぞの）三重石塔 西塔 （県指定史跡、鎌倉後期〜南北朝時代前期、凝灰岩、高さ 347Cm）

二基の三重石塔、西側（後方）に立つ。東塔と形状が似ているが、相輪の水煙・請花や屋根の軒裏など細部が一部異なっている。

三層 屋根

軒は両端で反る。軒先は二手先組物風で東塔より一手少なく、その分軒は薄くなっている。

屋根に加工の際に用いる割付線がみられる。

初層 屋根

屋根は、初層塔身側は井桁、二層の塔身を受ける上端は薄い座を造り出す。

初層軸部

やや低く横に長いため、安定感がある。

基　礎

相輪は下から露盤、請花、九輪、水煙（反花）、竜車、宝珠。		細部が簡略され、東塔より時代は下がるものと思われる。

相輪の請花は、枡形で角四弁で間弁が入る。水煙は、垂蓮式の反花。

川田堂園 三重石塔 二基（県指定史跡、推定：鎌倉時代後期〜南北朝時代前期、凝灰岩）

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川田堂園（かわだどうぞの）供養塔群 （県指定史跡、鎌倉時代後期〜室町時代）

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＊JR鹿児島中央駅前からJRバス 薩摩郡山行きに乗車、「南方校バス停」下車、南南西方向に徒歩 約4分。

（撮影：平成26年5月27日）