久昌寺(きゅうしょうじ)宝篋印塔

 久昌寺(きゅうしょうじ)(神戸市垂水区下畑町2038)

久昌寺宝篋印塔(県指定文化財、南北朝時代前期 観応三年 1352年、花崗岩、高さ 179Cm)

塔身、金剛界四仏の種子を薬研彫りする(タラーク:宝生如来)
基礎の側面は、四面とも内に格狭間を作る。上端は複弁の反花 塔身、金剛界四仏の種子ウーン(阿シュク)に修行点を加えている

笠は、下二段、上六段、隅飾は二弧輪郭つきで、内に小月輪を薄肉彫りし、四天王 他の種子を刻む

塔身、金剛界四仏のアク(不空成就)に点を加えアーンクとする
塔身、金剛界四仏を薬研彫りする(キリーク:阿弥陀如来) 相輪は完存している(上から、宝珠・請花・九輪・請花・伏鉢)

基礎側面は輪郭を巻き内に格狭間を作る。両側の余白に

「時宗百余人、観応三(1352)壬辰」の刻銘がある

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久 昌 寺 山 門

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*神戸市営地下鉄「妙法寺駅」から神戸市バス88系統乗車「下畑バス停」下車、北へ徒歩5分

(撮影:平成20年2月11日)