温泉寺(おんせんじ)(兵庫県神戸市北区有馬町1643)
有馬温泉の温泉街にあり、神亀元年(724) 僧 行基により開かれた。有馬皇子は、この温泉の霊験により誕生したとされる。現在は、黄檗宗の寺院。
温泉寺(おんせんじ)五輪塔 西塔 (鎌倉時代後期、花崗岩、高さ 232Cm)
空・風輪、一石からなり、空輪は宝珠の形 | ||
本殿の前、向かって左側の五輪塔で、慈心坊尊恵の塔と言われる | 水輪、やや型の張った壺型 |
火輪、軒口厚く先端で垂直に切る。屋根の勾配がやや高い。
本堂の前に大型の五輪塔が左右に二基並ぶ姿は壮観。西塔は、東塔よりも背が低く慈心坊尊恵の塔といわれている |
慈心坊尊恵は、「平家物語」の「冥土蘇生記」の主人公で、比叡山に学び清荒神清澄寺の住持となり、蓮花寺(三田市)を中興した
地 輪
四面とも無地で、何も刻まれていない
本堂の前 二基並んで安置されている五輪塔
向かって左側が西塔 (高さ 232Cm)
温泉寺(おんせんじ) 本堂
本堂は、江戸時代中期 元禄八年(1695)の建立で、薬師如来を本尊とする
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*神戸電鉄 有馬線 「有馬温泉駅」下車、南東方向へ 徒歩約10分。
(撮影:平成22年8月3日)