益気神社(ますけじんじゃ)宝篋印塔

 益気神社(ますけじんじゃ)(兵庫県加古川市平荘町池尻350-1)

益気神社宝篋印塔(県指定文化財、室町時代前期 文安四年 1447年、凝灰岩、高さ 125Cm)

塔身、月輪を彫り沈め、内に金剛界四仏の種子を刻む(タラーク:宝生)
石塔は、本殿の奥 約100m、三基並んだ古塔の中央に立っている 塔身、月輪を彫り沈め、内に金剛界四仏の種子を刻む(キリーク:阿弥陀)

笠の段形は、下二段、上六段、隅飾(すみかざり)は二弧輪郭つきで内は無地、やや外傾する

塔身、月輪を彫り沈め、内に金剛界四仏の種子を刻む(アク:不空成就)
複弁反花(ふくべんかえりばな)を上端に刻んだ基壇 石塔は南面して立ち、金剛界四仏の方位も合っている

基礎正面

基礎上端は複弁反花、側面は輪郭を巻き内に格狭間をつくる。左右の束に「文安四年(1447)」「丁卯十月十三日」の紀年銘が刻まれている

相輪は下から、伏鉢・単弁請花・九輪で、九輪の七輪までを残し、上部を欠失する。完全であれば、総高 約180Cmで六尺塔として造られた

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益気神社(ますけじんじゃ) 拝殿

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*JR加古川駅から神姫バス 都台・細工谷北口行きに乗車、「池尻バス停」下車 北北東方向へ 約300m

(撮影:平成22年1月19日)