甚日寺(じんにちじ)(福島県郡山市御代田字北町13)
甚日寺境内に立つ自然石塔婆で、結衆供養塔としては、郡山市で最古「徳治二年(1307)」の銘がある。
甚日寺 阿弥陀種子自然石塔婆(市指定文化財、鎌倉時代後期 徳治二年 1307年、凝灰岩、地上高 126Cm 幅 100Cm)
頭部 山形の自然石の表面を平にし、上方に阿弥陀如来の種子「キリーク」を月輪内に薬研彫する。下方に紀年銘と願文を刻んでいる |
石塔婆 上部
線刻の月輪内に阿弥陀如来の種子「キリーク」を大きく薬研彫する
石塔婆 下部
刻銘:「右志者、為法界衆生平等利益也」「徳治二年(1307)丁未三月十五日、一結衆、廿五人、敬白」
甚日寺(じんにちじ)自然石塔婆 残欠
甚日寺(じんにちじ)自然石塔婆 残欠、表面の半分以上が剥落している。下部に六行のの刻銘が残っている。 |
石塔婆 下部
六行にわたって刻銘がある
甚日寺(じんにちじ)薬師如来種子板碑、頭部に、突出した額部(がくぶ)をつくり、身部上方に薬師如来の種子「バイ」を刻む |
*JR東北線 「安積永盛駅」下車、南東方向へ 徒歩 約23分。
(撮影:平成22年11月17日)