西山興隆寺(こうりゅうじ)宝篋印塔

 西山興隆寺(にしやまこうりゅうじ)(愛媛県西条市古田1657)

 南北朝時代の本堂(重文)を残す山岳寺院。桓武天皇の時代に勅願寺となった古刹。真言宗の大寺院

西山興隆寺宝篋印塔(重要文化財、鎌倉時代後期、花崗岩、高さ 292Cm)

切り石の基壇上に立つ。基礎は低く側面は四面とも輪郭を巻き内に格狭間を入れ正面のみ開蓮華を陽刻する。塔身の下二段の段形は別石造り

塔身は正面のみ胎蔵界大日如来の種子「ア」を刻む。他の面は素面

笠は上六段、下別石で二段、隅飾は輪郭をつけ三弧。相輪まで完存する鎌倉時代後期の美しい宝篋印塔

基礎正面、輪郭を巻き格狭間内に開蓮華を陽刻する

西山興隆寺三重塔(県指定文化財、江戸時代後期 天保七年 1836年、本瓦葺、高さ 19.6m)

西山興隆寺宝篋印塔(市指定文化財、門の手前 寺の入口のところにある)

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西山興隆寺本堂(重要文化財、南北朝時代 文中四年 1375年)

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*JR予讃線「壬生川(にゅうがわ)駅」下車 徒歩80分。タクシーで15分

(撮影:平成18年7月16日)