乗禅寺(じょうぜんじ)正中三年銘宝篋印塔

 乗禅寺(じょうぜんじ)(愛媛県今治市延喜甲600)

 乗禅寺宝篋印塔(下段右列、左から三基目)

塔身、胎蔵界四仏の種子を刻む(正面:西面)
重要文化財、鎌倉後期 正中三年 1326年、花崗岩、高さ 220Cm 塔身、胎蔵界四仏の種子を刻む(南面)

笠の段形は、下二段、上六段、隅飾(すみかざり)は二弧輪郭付で内は素地

塔身、胎蔵界四仏の種子を刻む(背面:東面)
塔身、胎蔵界四仏の種子を刻む(北面) 乗禅寺石塔群 五基の宝篋印塔の代表格

基礎上端は二段、側面は輪郭を巻き内に美しい格狭間をつくる

相輪は上部で折れている。上から宝珠・請花・九輪・請花・伏鉢。南側の小さい五輪塔との間隔が狭く窮屈な感じがする

基礎の背面のみ無地で刻銘がある。他の三面は、輪郭・格狭間

刻銘: 「正中三丙刁・・・・・大願主・・・・・」 正中三年(1326年)に造立された

  乗禅寺五輪塔(右列、右端)                         乗禅寺(じょうぜんじ)石塔群

乗禅寺(じょうぜんじ)右列 石塔群

向かって右(手前)から二基目が当該 宝篋印塔

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*JR今治駅から瀬戸内バス乗車 「延喜バス停」下車 徒歩10分

(撮影:平成20年5月27日)