大円寺墓地 金剛界大日種子石塔婆(弘前市史 No:大鰐 1 )

 大円寺墓地(だいえんじぼち)(青森県南津軽郡大鰐町蔵館村岡12)

  金剛界大日如来の種子「バン」を主尊とする石塔婆で、紀年銘は不明。

大円寺墓地 金剛界大日種子石塔婆 (町指定文化財、鎌倉時代後期、石英安山岩、高さ 101Cm 幅 40Cm 厚さ 32Cm)

境内墓地入口に立つ。石面は、上方に金剛界大日如来の種子「バン」、その上・下に郭線を引く。下方は磨滅し、不明。

大円寺には、この石塔婆以外に、もと蔵館小字西足にあった応永三年(1396)の在銘で、種子「バン」を二重月輪内に刻んだ石塔婆が存在する。

石塔婆 上方

上・下の郭線内に刻まれた金剛界大日如来の種子「バン」

石塔婆 下方

刻銘は、磨滅の為、不明。

大円寺墓地入口に立つ石塔婆

大円寺 大日堂

本尊は「大日様」として信仰されてきた木造阿弥陀如来坐像(重要文化財)。

 岩館共同墓地 金剛界大日種子石塔婆                    石仏と石塔-目次!

大円寺 本堂 (高野山真言宗)

 板碑(いたび)

*JR 奥羽本線 「大鰐温泉駅」下車、東方向へ徒歩 約7分。

(撮影:平成25年10月14日)