関(せき)の古碑群(青森県西津軽郡深浦町関字栃沢)(No:11-26、後列、左から8基目)
法華経 方便品に出る偈(げ)を刻んだ石塔婆で、紀年銘はないが南北朝時代の造立と思われる。
関(せき) 阿弥陀種子自然石塔婆 (県指定史跡、南北朝時代、安山岩、高さ 60Cm 幅 32.5Cm)
表面上方 蓮座上二重月輪内に阿弥陀如来の種子「キリーク」、下方は四行の罫線を引き 内に法華経 方便品に出る偈(げ)を刻む。 |
石塔婆 上部
蓮座上二重月輪内に阿弥陀如来の種子「キリーク」を刻む。
石塔婆 下部
紀年銘がなく、四行の罫線引き、内に法華経 方便品に出る偈(げ)を刻む。
偈(げ):「十方佛土中(じっぽうぶつどちゅう)唯有一乗法(ゆいういちじょうほう)无二亦无三(むにやくむさん) 除佛方便説(じょぶつほうべんせつ)」
[ 十方の仏土の中には、ただ一乗の法のみあり、二もなく三もなし。仏の方便の説を除く ]
関(せき)の古碑群(青森県西津軽郡深浦町関字栃沢)(No:11-22 後列、左から4基目)
阿弥陀種子「キリーク」を主尊とする石塔婆で、紀年銘はないが南北朝時代の造立と思われる。
関(せき)阿弥陀種子自然石塔婆 (県指定史跡、南北朝時代、安山岩、高さ 53Cm 幅 39Cm)
自然石の表面上方、二重月輪内に阿弥陀如来の種子「キリーク」、下方は四行の罫線を引き内に銘文を刻む。
銘文:「口口意志口、先歳無乃口、坊口口乃至法、界口口口口」
関(せき)の古碑群(青森県西津軽郡深浦町関字栃沢)(No:11-23、後列、左から5基目)
自然石の中央に「南無阿弥陀仏」の六字名号を刻んだ石塔婆で、紀年銘はないが南北朝時代の造立と思われる。
関(せき)六字名号自然石塔婆 (県指定史跡、南北朝時代、安山岩、高さ 55Cm 幅 52Cm)
中央に「南無阿弥陀仏」の六字名号、左右の小枠内に銘文を刻むが、風化・摩耗が激しく不明。
関(せき)の古碑群(青森県西津軽郡深浦町関字栃沢)(No:11-2 前列、左から2基目)
全体が摩耗・風化、種子は判読不明、南北朝~室町時代初期の造立と思われる。
関(せき)一尊種子自然石塔婆 (県指定史跡、南北朝時代、安山岩、高さ 52Cm 幅 54Cm)
刻銘:「右石塔者、口口如儀、口口口口、口口口」
関(せき)の古碑群(青森県西津軽郡深浦町関字栃沢)(No:11-42、後列、左端)
全体が摩耗・風化、種子・銘文とも判読不明、南北朝~室町時代初期の造立と思われる。
関(せき)自然石塔婆 (県指定史跡、南北朝~室町時代初期時代、安山岩、高さ 56Cm 幅 39Cm)
関(せき)の古碑群(自然石塔婆群)向って左端部 (県指定史跡、南北朝時代前期~室町時代前期)
写真、前列 中央が一尊種子石塔婆(No:11-2)、後列右から二基目が阿弥陀種子石塔婆(11-22)、右端が名号石塔婆(11-23)。
関(せき)の古碑群(自然石塔婆群)現地説明板 (前列18基、後列24基、Noがついている)
北金ヶ沢 胎蔵界大日三尊 種子自然石塔婆 石仏と石塔-目次!
関(せき)の古碑群(自然石塔婆群) (県指定史跡、南北朝時代前期~室町時代前期)
*JR五能線 「北金ヶ沢駅」下車、東南東方向へ 徒歩 約18分。
(撮影:平成25年10月15日)