八幡神社(はちまんじんじゃ)石鳥居

 八幡神社(はちまんじんじゃ)石鳥居(山形県山形市蔵王成沢字館山65)

  成沢の旧家に天仁二年(1109)建立の古記録がある明神鳥居で、我国最古の石鳥居の一つといわれている。

八幡神社石鳥居(重要文化財、平安時代後期、凝灰岩、高さ 437Cm 柱間 238Cm)

成沢八幡神社の参道入口に立っている。石鳥居は、柱が太くどっしりとした印象を受ける。貫(ぬき)は、小立石鳥居とは異なり柱を貫通する

鳥居 上部

上から、一石からなる笠木・島木、額束、その下の貫(ぬき)には注連縄がかけられている

背面より見て、左側の柱(直径:99.4Cm) 背面より見て、右側の柱(直径:99.4Cm)
笠木と島木は一石からなり、笠木は水平で、島木(しまぎ)の下端の端は反りを持たせる。柱の下には大きなこぶ状の石がついている

柱の下、こぶ状の石 (台石)

大きなこぶ状の石は、台石に相当するもので、現在は石柵に囲まれている

鳥居の前には八幡神社と鳥居の石碑が立つ。鳥居は、高さ 437Cm、笠木の長さ 約500Cmで小立石鳥居と比べると、やや縦長になる

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八幡神社(はちまんじんじゃ) 石鳥居 背面

 石鳥居-紀年順-目次

*JR奥羽本線「蔵王駅」下車 東方向へ約1.6Km。

(撮影:平成22年11月15日)